
父が急死してから一週間経った寒い冬の朝、スポーツクラブから1本の電話が入りました。
「月曜日の午後にクラスを持てるインストラクターを探しています。どうでしょう?」
ほんの数秒迷った…突然の不幸に心が弱っていて、思考回路がマヒしていたからだと思う。
「折り返し電話させてください。ちょっとスケジュールみますね」
何度も代行したことがある馴染み深いスポーツクラブだ、こんな時こそ進むべきかも…「行かせてもらいます」と返事をしてから1年半の月日が流れた。
今日が、そのクラスのラストレッスン。
自分自身の勉強と重なって月曜日の午後にレッスンを入れることが難しくなり、とうとう6月いっぱいでクラスを抜けることになってしまいました。
私…
このクラスの皆さんにいっぱい元気をもらったの。
父の死後は、とにかく忙しかった…悲しみの穴に落ちたまま這いあがれないのに、仏事や法的な手続きが絶え間なくやってくる。
「身体は一つしかないんだよ」って何度も車の中で泣いた。
私、きっとヨガをしていなかったら…インストラクターじゃなかったから笑顔なんて失っていたんじゃないかな。
無理にでも笑顔を作れる状態がどれだけ有難かったか。
スタジオに入ると笑顔になれた。
皆さんとヨガしている間は何も考えずに呼吸できた。
どんな深い悲しみも時間が癒してくれるように、本当の笑顔もどんどん思い出すことができました。
時の流れってすごいと思う。素直にそう思うよ。
そしてね、それ以上にすごいのは…やっぱり同じ空間で一緒の空気を吸っている一体感!
呼吸の音が聞こえる度に「生きてる」って実感できる、呼吸を肌で感じれる喜びがそこにありました。
私と一緒に…私と同じ場所で、呼吸してくれて有難う。
沢山の“元気”と“笑顔”を有難うございました。
いつか、またどこかで一緒にヨガできると信じて…
6月28日梅雨の晴れ間の月曜日、頂いた花束や涙や握手のぬくもりに感謝しながら皆様の健康をお祈りしています
<(_ _)>スポーツクラブ・アクトス willあまどぅ 月曜日パワーヨガクラスの皆様へ。
~ヨガ・南方より~