いま大学1年生の息子がまだ小学生の時に、芦屋美術館のボランティア清掃に参加したことがあります。
美術館のスタッフ数名と私たち親子が美術館の庭清掃をしたのですが、小さな子どもは息子だけ。
その息子が張り切って動いてるのをみて「ボク、本当に頑張ってくれてありがとう。こんなもんでごめんね」と自販機まで買いに走ってジュースをくれた女性がいます。
「いえいえ、私たち親子は美術館で沢山のイベントに参加させてもらってお世話になっているのですから当然のことです」という私に「こんなに頑張ってくれたのに、缶ジュースしかなくてごめんね」と息子に優しい言葉をかけてくれた、その人こそ画家・
井上よう子さん。これが彼女との出会いでした。
この時は彼女がこんなに美しい絵を描く画家だと知らなかった・・・。
それからほどなくして個展を観る機会があり、私はブルーを主役にした切なく優しい彼女の絵の大ファンになってしまったのです。
先日、神戸北野にある「
ギャラリー島田」で井上よう子個展があり、友達のダルビッシュ有投手お父様(ファルサ)とパーソナルトレーニングのクライアント・土谷氏、そして息子で絵を観てきました。
集合写真は息子が一番好きだと言った80号の作品。
この春に東北沿岸部をまわられたよう子さん。復興が進まない土地の先でキラキラ光る海を見つめながら「明日への希望」を願ったそうです。そして、その希望を沢山の絵に表現したと・・・。
土谷氏が長い時間見惚れていたブルーの絵。一目惚れだそうです(笑)
この絵が何を表現しているのかをオーナー島田さんが話してくださいましたが、遠くに光る太陽の輝きや空に浮かぶ飛行船が「未来への希望」を意味していると。
確かにそう見えます!私も、よう子さんの絵に「希望」を感じました。
正直、今まで数々みせてもらったよう子さんの作品は切なくはかなげでした。希望という力強さよりも壊れてしまいそうな繊細さすら感じてしまう絵。
それは彼女の絵の魅力で、よう子さんの世界に惚れた理由の1つです。
でも、今回の個展で感じたのは美しいブルーの先に見える力強い希望の光。心が強くなれそうな、そんな絵が多かったように思います。
繊細と強さを持ち合わせたよう子さんの世界に、私はまたまた魅力を感じてしまいました。
たくさんの賞をいただいたり、新聞社や小説の挿絵の仕事が多く入る有名な画家なのに、出会った時から全然変わらない人。
10年前の冬、小さな息子に少しかがんで目線を合わせながら「ボク、頑張ってくれてありがとう」と言ってくれたよう子さん。
時を越えて今、176㌢の息子を見上げながら「一成君、来てくれてありがとう」と言ってくれたよう子さん。
あの頃と変わらない柔らかい空気を感じて心が和んだ私です。
~苦楽園 7月~
水 曜 日 11:30~12:30(7月2・16・30日)
北夙川体育館 会議室
料 金: 1回 1000円
持ち物: 水分・タオル・ヨガマット(なければバスタオル)
~潮芦屋 7月~
木 曜 日 13:30~14:30(7月31日は第5週のために休み)
潮芦屋交流センター 101号室
料 金: 1回 1000円
持ち物: 水分・タオル・ヨガマット(なければバスタオル)
~フィットネスクラブ、他~
月 セントラル六甲道 11時10分~12時10分
Yogapis(六甲道) 20時15分~21時15分
火 yogapis(六甲道) 11時15分~12時15分
金 橋間整形外科 10時~17時(ヨガ・パーソナルトレーニング)
他、パーソナルトレーニング(要・相談) 出張ヨガ(要・相談)