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はじめまして!!ミナミナこと南方和美(みなかたかずみ)です。 ようこそ私の世界へ♡ このブログを通して私を知ってもらえたら嬉しい! 健康運動指導士・パーソナルトレーナーとしての私、主婦として母としての私、女としての私、色々な私を公開させてもらいます。 一緒に楽しんでいただけたら幸せです♡♡

2017年2月19日日曜日

第一三共「社内ワークショップ」〜フレイル対策〜

フレイル(FRAILTY)
この言葉を耳にしたこと、もしくは情報としてキャッチしたことがありますか?
加齢変化が進み介護度が上がる 手前の状態(放置すると要介護へ)
驚くことに65歳以上の11%がフレイルなのです。
体重の減少や疲れやすさ、筋力の低下(目安としては買い物で2リットルのペットポトルを運ぶのが困難)、活動性の低下など、いくつかのチェック項目で3つ以上当てはまればフレイルと診断されます。
イノベーションに情熱を。ひとに思いやりを。

上記のスローガンで社会貢献されている第一三共株式会社 堺営業所の社内ワークショップに行かせてもらったのは2月16日の夕方。
メディカルフィットネスの視点で考えるフレイル対策を、医師の講義とトレーナーの運動実技をパックにしてお伝えしました。


橋間医師は「メディカルフィットネスの視点で見ると歩行距離や歩行時間が短いために歩けなくなるのではない。歩行時の不良姿勢が原因でカラダを安定する筋肉が弱化し、関節・背骨が変形するため最終的に歩けなくなる」という観点から「医学的にみる下肢アライメントチェック項目」「よく見かける高齢者のO脚変形と、その原因」「開帳足や巻き爪が足ゆびを使えない状態にする」など関節を安定する筋肉が使えなくなる原因や予防方法をフレイル対策①として講義されました。


フレイル対策②では、仕事・家庭・健康などの将来の漠然とした不安から体重減少や活動性の低下につながり心の健康状態が不良になっていることや、自律神経と呼吸、増加中の慢性腰痛8割〜9割が原因不明で心的な原因だということ、腹式呼吸で慢性腰痛や膝痛そして肩こりが改善する理由、心理学者フロイトが提案した意識の構造など、精神的ダメージを回復するための「呼吸」の大切さを講義されました。



運動実技は講義内容に準じ「フレイル対策」として呼吸法から。

できているようで実は出来ていない腹式呼吸。
パーソナルセッションでは胸椎の可動性が少ないクライアント様に対して腹式呼吸で肩甲胸郭関節の動きを出しますが「呼吸って難しいですね」と感想をよく聞きます。さらには「自分の呼吸なんて意識したことなかったわ」とも。
産声をあげた瞬間から人生の扉が閉まる呼吸停止まで当たり前のように繰り返し行われている呼吸ですから、きっと多くの方はそうなのでしょうね。
でも、心と体の健康状態を知る上でとても大切な役割を担っているのです。
ハタ呼吸も体験してもらいました♬

第一三共の皆様にはヒーリング系の音楽を流しながらゆったり呼吸していただきました。
最初は聞こえなかった呼吸音がどんどん大きくなり、深い呼吸に変化していく様子が手に取るようにわかって嬉しくなった私です。


「関節を安定させる筋肉の使い方」

足趾の使い方や立位・座位での体幹トレーニングまで、メディカルフィットネスの運動療法として効率的かつ安全なトレーニング方法で実際に動いてもらいましたが「わぁ、きつい〜」など飛び交う声も(笑)
悲鳴あり笑い声ありの楽しい実技になったと思います。

ワークショップ後に担当者様から「非常に貴重な研修となり営業所のメンバーも普段考えていない自分の体について考えるきっかけになったと反響がありました」と感想をいただき、第一三共のスローガン「イノベーションに情熱を。ひとに思いやりを。」の意味に改めて共感した私です。
イノベーション=新結合・新しい活用法・新しい切り口。
医学的な講義と運動療法(実技)のパックにしたワークショップは、まだ発展途上の段階だと感じています。我々が啓蒙する活動もまさにイノベーションですが、素直な感性で最後まで真剣に受講してくださった第一三共 堺営業所の皆様に心から感謝いたします。
楽しい時間をありがとうございました。