水無月は「水の無い月」と書くけれど、 水がないわけではありません。
水無月の「無」は、「の」にあたる連体助詞「な」で、本当は「 水の月」という意味。六月は田んぼに水を引く月であることから、 水無月と言われています。
水無月の「無」は、「の」にあたる連体助詞「な」で、本当は「
その水無月の象徴と言えば紫陽花。
しとしと降る雨と紫陽花って、
昨日のパーソナルセッションで紫陽花の話しがでました。
岸和田の蜻蛉池公園 の紫陽花が見ごろで、この週末に観賞に行かれると聞いて「紫陽花の優しい思い出」が蘇ってきました。
まだ小さかった娘と息子を連れて実家に行ったとき、 しとしと降る雨の中で今は亡き父と子ども達が庭の紫陽花を見ていました。
1本の傘に仲良く三人でおさまって。
「おじいちゃん、かたつむりがいるからとっていい?」 息子が言うと「かたつむりも家族がいるから居なくなったら心配するよ。 お家に帰してあげよう」と父。
背後から三人の会話を聞いていた私は、 雨に濡れた父の左肩にふと気づく。
孫に雨がかからないように傘はほとんど娘と息子のほう。 自分は肩は雨でぐっしょり濡れているのに…
あの時の雨音も、紫陽花の鮮やかさも、 そして三人の静かな会話も、 孫に風邪ひかさないよう心を配る父の優しさも、 今となってはかけがいのないシーン。
父が他界して二度と見ることができないけど、 水無月の紫陽花を見るたびに蘇ってくる優しい思い出なのです。
「おじいちゃん、かたつむりがいるからとっていい?」
背後から三人の会話を聞いていた私は、
孫に雨がかからないように傘はほとんど娘と息子のほう。
あの時の雨音も、紫陽花の鮮やかさも、
父が他界して二度と見ることができないけど、