もうすぐニューヨークに旅立つ息子から「好きな諺は何?」と聞かれた。
「そうやね、ちょっと前までは上杉鷹山の《為せば成る、為さねば成らぬ何事も》やったけど、今は《後は野となれ山となれ》やな〜」と答えると「どういう意味なん?」と息子。
「自分なりに精一杯やったから、あとはどうなっても構わないって意味。一般的には無責任な意味に捉えられているけどお母さんはそうは思ってない。自分なりに精一杯頑張ったなら、結果はどうなってもいいんとちゃうかな。山のように大きな結果に終わろうと、野のように平坦な感じでも、それはそれでいいと思うねん。大切なのはプロセスやから」
私の言葉に息子は「ふ〜ん」って言いながら、二つの諺のググっていました。
あと三日で海外に行ってしまう息子。2回生になってから英語の勉強と並行して日本史や現代史の本を読み込んでいました。
「日本人としての誇りを持って行こうと思う。そのためには歴史をしっかり勉強してルーツを知って母国をもっと愛せるようになろうと思ってる」って。
ニューヨークでいろいろなことを経験してほしい。
いま一瞬を大切にしながら、精一杯頑張ってほしいと心から願います。